3月 30, 2022

ママトコのはじまり

キッチンママトコによる
ママトコのはじまり

ママトコキッチンのサイトへようこそ!

ママトコ(ママと子)は、「お母さんが子どもに食べさせたいものづくり」として、熊本・九州産のお肉を加工・販売しているお店になります。まずは、ママトコがどのように育ってきたかをご紹介させてください!

そもそも、ママトコのできたきっかけは、自社食肉工場「熊本ミートセンター」でした。
当社畜産事業部で牛(特に乳用経産牛・・・お乳を搾るために、牛は妊娠をします。そのお乳を搾った後のお母さん牛のことです)
を運んでいることがご縁となり、食肉加工場をつくることになりました。


大事に牛さんを運んでいます
ママトコキッチンに併設する熊本ミートセンター

食肉加工場ができたものの、お客様の仕事を請け負うだけでなく、自社商品を開発して直売しよう!ということになり、
そこで、私の体当たり営業が始まったのです。
自社商品第1号は、今も販売している「くまもとハンバーグ」でした。
熊本県産の牛豚で、醤油麹・塩麹でお肉を柔らかく&味付けした、化学的な添加物は一切入っていない安心・安全なハンバーグです。(現在は塩麹のみです)
しかし、営業をしていきながら、大きな矛盾に気づきました。
お店で試食販売(マネキンさんといいます)をすると、お客様の反応がダイレクトにわかります。
ほとんどが女性で主婦の方なのですが、お肉への不信感を持っている方が多いのです。
 「ミンチ肉は何が入っているかわからないから買わない」
 「熊本県産と書いてあるけど、本当はちがうのよ」
 「これ熊本で作ったって書いてあるけど、本当は中国でつくっているのよ!」
(いえ、私、これを作っているところからきていますけど~!)
など等言われ、お肉に対する「流通工程の不鮮明さ」がそうさせているのだと気づきました。
マネキンでウィンナーを試食販売しています
もちろん、ママトコの牛肉は、牛を運ぶところから担っているので、農家さんから出荷された牛の 枝肉(屠畜したあとの牛さんが半分になっている状態。
このような状態で入荷してきます
ロッキーのパンチの練習台のアレです)のカットからハンバーグの製造まで一貫してしているので、
間違えようがない状態なのですが。
さらに、「ハンバーグは添加物がいっぱい入っているから、自分で作る」
という子連れのお客様もいらっしゃり、接してみて分かったことは、当たり前ですが、
「みんな自分や子どもが食べるものは、安心なものが食べたいのだ」ということでした。
しかし実際は、流通の日数を長くするために保存料を入れたり、色味をよくするために発色剤を入れたり、
少しでも安くするため=お肉の量を減らすために増量材を入れたり、と様々な手法がとられているのが一般的です。
営業をしていて、「経済」「お金」が物差しになっているというのを肌身で感じました。
でも、私が試食販売で出会った女性たちは、そうではありませんでした。
「その基準はなんだろう」
その基準こそが、これからの世の中で大事なもので、私たちが作っていかなければならないものだと思い始めました。
そこで、当時独身だった私ですが、その基準は「お母さん」だと思ったのです。
お母さんは、大事な子どもに、本当に安心なものしか与えない。
子どもを体内で育むために、体にお酒やたばこなど体に害のあるものは避け、薬物も使用せず、栄養をとり、生まれてからも、そのように食べさせ育てようとします。
「お母さんが子どもに安心してたべさせられるものづくり」
というテーマができました。
そして、このテーマから生まれた食べ物たちを、お客様へ直接(流通業者を介せず)お届けしようということで、
ママトコ(ママと子)」ができたのです。
そして、なんと同じタイミングで、とんとん拍子に私も母になることになったのです。

ママトコでの3つの取り組み

2015年に自社工場の隣にママトコキッチンができて、1週間後、私も息子を無事に出産することができました。
(当日までお店で打ち合わせをしていて、なんかおかしいな~と思ったその日に生まれちゃいました)
周囲の方たち、スタッフの方たちにはダブル出産と言って支えていただき、本当に感謝でした。
産後はしばらくお店に出られなかったのですが、4ヶ月目から息子を連れて復帰しました。
復帰後の1つ目の取組みは、安心安全のレストランメニューです。
「non-GMO牛(遺伝子組み換えでない飼料を一定期間食べて育った牛)」のハンバーグやステーキをメニューに出させていただいています。
遺伝子組み換えについては、世界各地で議論が行われ、その安全性について疑問が投げかけられています。
ヨーロッパでも、抗議活動やデモが行われているのが実情です。
ママトコキッチンのお肉は、熊本県菊池地域約20戸の生産農家さんより仕入れた「non-GMO牛」です。
霜降り牛とはちがい、赤身で歯ごたえがありますが、お肉のうまみが味わえ、あっさり胃もたれせず、おいしくいただけます。
また、お肉だけでなく、バランスよく野菜もたっぷり食べていただきたいとの思いから、地元の有機生産者「百草園」さんの野菜を中心にこだわりの農産物を仕入させていただいています。
2つ目の取組みは、こだわりの商品です。
ママトコ会員様との商品開発を行い、無塩せきの「ナチュラルシリーズ」が誕生しました。
緑のラベルシールが「ナチュラルシリーズ」です。
保育園様にも協力いただき、ママトコこどもハンバーグも開発することができました。
地元のひかりの子保育園様にご協力いただき、100名の園児さんたちに、おいしいとの声をいただいています。
こちらは通販でもご購入できるようにして、全国の方たちにお届けしています。

 

3つ目の取組みは、工場見学ウインナー作り体験教室などの食育活動です。
食べ物がどのように私たちのところに届き、どのようにつくられているのかを知るきっかけになれればと思い始めました。
これまでに多くのこどもたちに体験してもらい、新鮮な驚きや喜びを共有させていただいています。
牛を1頭から仕入れ、自社食肉工場で解体から商品づくりまで一貫してできる私たちだからこそ、お伝えできることだと思っています。
これからもこの食育活動に力を入れていきたいと思い、2019年7月には「BATON」を設立し、” いのちをいただき、いのちをつなぐ ”食育活動を行ってきました。皆さんの支えでようやくここまで来れた私たちですが、これらも地域の皆様や生産者様、共感してくださるママトコ会員様たちとともにこどもたちの未来のためにできることを1歩1歩進めていけたらと思っております。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
私もわが子もママトコ商品の大ファンです!


「お母さんがこどもに食べさせたい安心・安全なお肉」

ママトコキッチンで大人気のハンバーグ
ひとつひとつ手作業で成形しています

 隣接する熊本ミートセンターから工場直送!熊本県産のNon-GMO牛(遺伝子組み換えでない飼料で一定期間育った牛)のハンバーグは、お肉を粗挽きにし、塩麹で旨味を引き出しているので、ぎっしりとしたお肉本来の味と食感が楽しめます。

味がついているので、ソースなしでもOK。もちろん、調味目的の食品添加物や保存料は不使用です。ママトコは、「お母さんがこどもに安心して食べさせられる」優しく豊かな食生活を提案します。

【初回限定】